トラブル発生時に慌てない!対処と初動のポイント

アーカイブ
  • その木くずは本物?キクイムシ被害の簡単診断

    害虫

    床の隅に溜まった木くずを見つけて、「もしかして、うちもキクイムシでは…」と不安に駆られているあなたへ。パニックになる前に、まずは落ち着いて、それが本当にキクイムシによるものなのかを確かめるための簡単な診断を試してみましょう。ステップは三つです。まず、ステップ1「再現テスト」。これは最も確実な方法です。まず、木くずが溜まっている場所を、掃除機などで徹底的にきれいにします。そして、その場所にセロハンテープなどで目印をつけておき、数日間様子を見てください。もし、掃除したはずの全く同じ場所に、再び同じような木くずが溜まっていたら、それは内部から新たに出てきている証拠であり、キクイムシの被害である可能性が非常に高くなります。次に、ステップ2「木くずの質感チェック」。集めた木くずを、ティッシュなどの上に少量取って、指先で感触を確かめてみてください。キクイムシによる木くずは、非常に粒子が細かく、サラサラとしたパウダー状です。きな粉やベビーパウダーを触る感覚に近いでしょう。もし、粒が粗かったり、繊維状であったりするなら、それは単に木材が擦れて出た粉かもしれません。最後のステップ3は、「発生源の穴を探す」です。木くずが溜まっている場所の真上、つまり天井や家具、フローリングなどを、懐中電灯などで照らしながらじっくりと観察します。針で刺したような、直径1〜2ミリ程度の真円形の小さな穴が見つかれば、それがキクイムシの脱出口であると断定できます。これらのセルフチェックで、キクイムシの疑いが濃厚になった場合は、被害が広がる前に、次の行動に移る準備を始める必要があります。